入江九一の性格や墓所について!妻や妹の入江すみも気になる!

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本日の「花燃ゆ」から
俳優の要潤さんが演じる
入江九一(いりえくいち)が
登場します。

一体どのような人物なのか
性格や墓所などを含め
解説します。

また、入江九一の子孫や
女優の宮崎香蓮さんが演じる
妹の入江すみにも注目です!



入江九一は1837年に
足軽の長男として生まれました。


1856年には父が亡くなり
入江家を継承することになります。


入江九一の弟の野村靖は
この翌年に松下村塾へ入門してますが
兄の入江九一は家系を支えるために
松下村塾へ入るのはその1年後でした。


しかも入江九一が松下村塾へ
入門して、わずか1ヶ月足らずで
吉田松陰は投獄されることに。


このため入江九一が松陰から
学んだ期間は1か月と
かなり少ない期間でした。


入江九一の性格と墓所は?


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そんな入江九一ですが
吉田松陰の事を終世
尊敬し続けてたそうです。


「尊敬」というよりは
「心酔」のレベルだったみたい。


松陰が老中の間部詮勝の
暗殺計画を企てたときは
他の門下生が彼から離れる中
それに賛成した数少ない塾生でした。


熱血漢タイプというか、
尊敬する松陰にどこまでも従う
義理堅い人物だったのでしょうね。


また、この入江九一は
軍人としての適正があったようで
高杉晋作が奇兵隊を創設した時も
その参謀として参加しています。


また、下関戦争や禁門の変では
久坂玄瑞の副将として活動しています。


しかし1864年の禁門の変で
入江久一は戦死してしまいます。

28歳という若さでした。


その後の入江九一の首級ですが
彼の死を惜しんだ福井藩士が
京都の上善寺で葬ったそうです。

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京都にある入江九一の墓


その後、明治30年になると
かつての福井藩士が長州藩の
人に彼の墓の事を伝えたため
山口県にも彼をまつる碑石が
建てられたみたい。

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現在では山口県の長寿寺
両親や妻と共に眠っている他
靖国神社でも「英霊」として
祀られてるそうです。


入江九一の妻「粂」はどんな人?


そんな入江九一ですが
1863年に結婚しています。


相手は(くめ)という人で
入江九一の父親の同僚であった
堀音右衛門という人物の娘でした。


しかしこの2人の結婚生活は
1年強という短い期間でした。


その翌年に夫の入江九一は
禁門の変で戦死してしまいます。


夫の死後も粂は入江家にとどまり
自分の弟である入江音次郎
養子にして入江家を継がせました。


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やがてこの音次郎は1873年に
アメリカへ留学するのですが
留学先で23歳という若さで
急死してしまいます。


この音次郎の死によって
入江家は断絶してしまいます。


当時の桑の心境は
言葉にできないものが
あったでしょうね。


この状況を重く見たのか
入江九一の弟の野村靖が
次男の入江貫一を養子として
入江家を相続させました。


これには桑も
ホッとしたでしょうね。


その後、この桑は
1904年に亡くなりました。


1年間強の結婚生活でしたが
入江家のために力を尽くした
事を考えると、夫にはとても
大切にされた気がしますね。


入江九一の妹の入江すみとは?


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また、入江九一には
入江すみという妹がいました。


ドラマでは宮崎香蓮さんが
演じていて、小島藤子さん演じる
吉田ふさと共に、主人公の
杉文と仲良しという設定ですね。


★小島藤子が演じる吉田ふさとは?


入江すみの生年月日については
どうやら不明みたいです。


ただ、兄の野村靖が1842年生まれで
伊藤博文と1863年に結婚してる
事を考えると、1840年代後半に
生まれたのかな?という気が
個人的にはしますね。


その後入江すみは1863年に
伊藤博文と結婚しているのですが
3年後には離婚しています。


当時の伊藤博文は
尊王攘夷派の志士として
様々な活動を繰り広げていました。


また、すみと結婚した1863年には
イギリスへ留学しています。


この2人が夫婦として過ごした時は
あまりなかった気がしますね。


伊藤博文も、志士としての活動が
多忙だった事もあったのでしょう。


また伊藤博文と言えば、
大の女好きとしても有名で
当時から芸者遊びが盛んだったとか。


特に下関の「小梅」という芸者が
伊藤博文はお気に入りだったみたいで
この2人は後に結婚しています。


この「小梅」という女性が
日本初のファーストレディとなる
伊藤梅子という人物です。

s_スクリーンショット 2015-01-18 13.05.57和歌や英語に優れた良妻賢母だった



そして、入江すみは伊藤博文から
一方的に離縁を迫られてしまう事に。


今でいえばかなりヒドい話ですよねw


もし離婚してなければ、
この入江すみが日本初の
ファーストレディに
なってたのかもしれません。


その後、入江すみはどうやら
別の男性と再婚したようです。


そしてその仲人となったのが
前の夫の伊藤博文だったとか。笑


仲人となった前夫を受け入れるすみも
前妻の仲人になった伊藤博文も
当時はお互いどんな心境だったのか
皆目検討もつかないですね…


入江すみはサバサバして
伊藤博文には未練がなかったのか。

また伊藤博文も、前妻に対して
申し訳ない気持ちがあったのか。


真相は当人にしかわからないですね笑


ドラマでのこのシーンは一体
どのように描かれるのでしょうか…?


個人的には結構気になってますw


また、入江すみには九一の他に
野村靖という兄がいました。


この野村靖は、幕末を生き延び
明治時代には政治家として
大出世を遂げています。


★野村靖の生涯や子孫が気になる!



まとめ


この記事のまとめです。


・入江九一は吉田松陰から学んだ期間は1ヶ月余りである。
・入江九一は松陰に心酔しており、老中暗殺計画にも加担した。
・入江九一は京都や地元の萩、靖国神社などで祀られている。
・入江九一の妻の桑は、九一死後の入江家の存続に奮闘した。
・妹の入江すみは伊藤博文と結婚したが、後に離縁されている。



記事をお読みいただき
ありがとうございました。


では!

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