こんにちは。Masashiです。
今月10日に放送される「世界一受けたい授業」に
歴史研究家の河合敦さんが出演されます。
河合敦さんは現役の高校で日本史を教えている教師であり
歴史にまつわる面白い話をしてくれる方として有名ですが、
他にも多くの歴史関係の著書を出している事でも知られています。
また、一部では左翼とも言われているのですが本当なのでしょうか。
ここではそんな河合敦さんについて紹介します!
河合敦さんプロフィール!日本史を教えている高校はどこ?
河合敦さんのプロフィールを箇条書きで説明します。
・1965年に東京都の町田市で生まれる。今年で50歳に。
・地元の中学、高校をへて、青山学院大学の文学部史学科を卒業。
・大学では古美術研究会に所属して郷土史を研究していた。
・その後、早稲田大学の大学院の博士課程で満期退学して教師になる。
・25歳の時から歴史系の雑誌に寄稿しており、本も多数執筆している。
河合敦さん日本史を教える現役の高校教師なのですが、
その一方で歴史に関する著書を多数執筆したり
「世界一受けたい授業」などのテレビに歴史評論家として出演するなど
様々な活動を行っている方でもあります。
もっとも、本業はあくまで歴史を教える先生であり
現在では文教学院付属高等学校で日本史を教えている他、
母校である早大でも講師を務めています。
そんな河合敦さんが、高校で日本史を教えるきっかけとなったのは
どういった出来事だったのでしょうか。
それは河合敦さんがまだ小学生時代のときにさかのぼります。
きっかけは、河合さんの自宅の裏庭から
縄文土器みたいなものが出土したことでした。
これをきっかけに河合さんは歴史に興味を持ったそうです。
大学時代では古美術研究会に所属していたそうですが、
歴史の中でもこうした美術品に関心がある方なのかもしれませんね。
ちなみに僕も歴史が好きなのですが、
興味の対象はどちらかと言えば歴史人物のほう。
同じ「歴史好き」という共通点を持ちながらも、
興味の対象は全く違うんだな〜と思ってしまいますね。
もっとも河合敦さんの興味の対象はこうした美術品だけではなく
僕と同じような「歴史人物」もあったみたい。
河合さんは高校時代、司馬遼太郎さんの作品「龍馬がゆく」を見て
日本史の先生になったとも言われています。
確かに坂本龍馬はカッコいいですよね!
僕も2010年の大河ドラマ「龍馬伝」を見て
龍馬かっこいい!!と何度も思ったことか・・・
また、河合さんが教師になろうと思ったキッカケですが、
中学生の時に見た「金八先生」だそうです。
金八先生が初めて放送されたのは1979年。
それ以来、日本の学園ドラマと言えば
真っ先に名前が挙がるほどヒットした作品です。
これを見て「先生になろう!」と思った子供たちは
少なくないでしょうね。
こうした少年時代の経験が、
今の河合さんを形作ったという事になるんですよね。
「縄文土器を見つける」位の変わった体験を子供時代にしておくのは
その子の将来を形作る上でかなり大切なことなんじゃないかと思えますね。
河合敦は左翼なのか?著書をもとに検証してみた!
そんな河合敦先生ですが、
一部では「左翼」と呼ばれているみたいです。
政治学科を卒業した身としては気になる話なので
河合敦先生の考え方についても少し調べてみました。
個人的な意見としては。
河合敦先生は左翼的な考えの持ち主ではないと考えています。
だからと言って右派的な考えを持っている訳でもなく、
資料を読み込んだ上で自分なりの結論を下すタイプの学者さんなのかな?
と思いました。
例えば河合先生は昨年
「天皇陛下を見るとなぜ涙が出るのか」という著書を出されています。
この本で展開されているのは天皇制批判でも、
あるいは天皇陛下の礼賛でもなく
実際の資料を読み込んだ上で独自の意見を述べるというスタイル。
左右どちらかに偏ってる傾向は見られません。
ではなぜ、河合敦先生が「左翼」と呼ばれているかと言うと、
06年の著書「なぜ偉人たちは教科書から消えたのか」の文中に
以下の記載があるためと考えられます。
私個人としては、軍の命令書等はないものの、「集団自決」には日本軍の強制、ないしは住民にそう思わせるに十分な状況が存在したと考えている。
沖縄県民の多くは、日本軍の近くにいることを安全だと信じ込み、軍と行動を共にした。アメリカ人に捕まれば、拷問されたり陵辱されたりした後、むごい殺され方をすると教えられていたからである。なおかつ、捕虜になることは、死ぬより恥ずかしいという教育も徹底されていた。(中略)だが、沖縄県民の命を奪ったのは、アメリカ軍だけではなかった。じつは、日本軍も民間人を殺害したといわれている、足手まといになることから、集団自決を強要したり、スパイ容疑をかけて射殺したりした。敵に投降しようとして殺された人々もあったようだ。
河合先生から見たら、
資料を読み込んだ上で自分の意見を述べただけなのでしょうが、
こうした記載を嫌うのも右派の人々の特徴なのかな?
とも思います。
まあ、右派から見たら中道の人も「左派」に見えるのでしょうし
逆に左派の人も中道の人を「右派」だと思ってしまいがちな
傾向はあるのかもしれませんね。
まとめ
この記事のまとめです。
・河合敦先生は文教学院付属高等学校で日本史を教えている現役の高校教師。
・本業以外にも、テレビ出演や歴史に関する著書を多数出版している。
・河合先生が日本史に興味を持ったきっかけは自宅から出土した縄文土器。
・他にも「金八先生」や「龍馬がゆく」に影響を受けたと述べている。
・河合先生の思想は左翼寄りではなく、資料を読みこんで意見を述べるもの。
記事をお読みいただき
ありがとうございました。
では!
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